ワークショップレポート2024

次のようなことはありますか?

□ 女性だから、男性だからと性別が気になる
□ 男性が育児休暇を長期間とると聞くと驚く
□ 独身の人や子どものいない人は残業しても良いと思う
□ 自分が管理職になったら今の上司のように働かないといけない
□ どうせ理解してもらえないと思うことがある
□ 親、義理親、親せきなどの周りの目が気になる
□ 私にしかできない(家事・育児・病気や介護の対応)と思う
□ どうせ言っても変わらないと思う

「あって当たり前」なアンコンシャス・バイアスとの付き合い方

アンコンシャス・バイアスに対処する3ステップ

アンコンシャス・バイアスに対処するには、「知る」「気づく」「対処する」という3 つの基本ステップが重要です。アンコンシャス・バイアスは「無意識」がゆえに自分自身だけで気づくことは困難です。そのため、まずはアンコンシャス・バイアスとは何かを「知る」ことが重要になります。そして、自身の日頃の行動に潜むアンコンシャス・バイアスに「気づく」ことで、それを適切に取り扱うためのマインドが形成され、アンコンシャス・バイアスに「対処する」ことが可能になります。対処の方法としては、異なる価値観に触れる機会を増やしたり、「決めつけていないだろうか?押しつけていないだろうか?」等、固定観念にとらわれず柔軟な視点を持つこと等が有効です。こうした意識的な取組みによって、アンコンシャス・バイアスの影響を抑えることができます。

知る・気づく・対処する
アンコンシャス・バイアス ワークショップレポート

福井県主催の「アンコンシャス・バイアスへの気づき発信プロジェクト」は、無意識の思い込みである「アンコンシャス・バイアス」に気づき、行動変容を促すことを目的としています。これにより、女性をはじめとする県民一人ひとりがイキイキと活躍できる社会づくりを推進。
そのプロジェクトの第3弾として、「共働き世帯」、「働く女性」、「経営者・役員・管理職」のワークショップが開催されました。第1弾は、川柳コンクール、第2弾はオンライン研修を実施!

vol.1 | 共働き世帯の方対象

テーマ | 職場・家庭にひそむ アンコンシャス・バイアスに気づこう!

さまざまな場面に潜む アンコンシャス・バイアス。

共働き世帯の割合が多い福井県では、男女ともに家庭と仕事の両立が求められることも多く、アンコンシャス・バイアスによって自分のキャリアアップや挑戦したいことを諦めている可能性が考えられます。ワークショップではまず、日常生活の中でアンコンシャス・バイアスに気づこうとすることが重要だとし、「私」のアンコンシャス・バイアスを書き出して振り返りを行いました。

職場や家庭での影響に思いを巡らせてみましょう。「これって私のアンコン?」と気づこうとすることが大切です。気づいたアンコンはそのままにせず、意識的に上書きし、新たな視点を持つことが重要です。そして、「私」を主語にして、小さな一歩を踏み出して欲しいですね。

(一社)
アンコンシャスバイアス研究所
理事 太田 博子氏

vol.2 | 働く女性の方対象

テーマ | アンコンシャス・バイアスに気づき、自身のキャリアについて考える

あるある!わかる!働く女性の本音トーク。

幅広い年代の働く女性が集い、アンコンシャス・バイアスについて考えました。「幸福で豊かに働けているか?」という10段階の自己
評価では、5以上の高評価が多く、やりがいや自由度の高さに満足している意見が目立ちました。日々の仕事や職場環境に満足している
といった意見もあり、仕事とプライベートのバランスを上手に取れている人が多い印象でした。

女性が幸福に働くための心理的ハードルは自身に対するアンコンシャス・バイアスの影響も大きい。「自己実現を貫くことは迷惑になるかも」が、すでにアンコンシャス・バイアスであり、知らないうちにとらわれているアンコンを外すことで個人の働き方は大きく変わるはずです。


EY ジャパン
松浦 義正氏

日本フェムテック協会
小口 彩子氏

vol.3 | 経営者・役員・管理職等の方対象

テーマ | アンコンシャス・バイアスに気づき、部下やチームメンバーが自分らしく活躍できる組織をつくる

多様性を尊重する働きやすい職場づくりに向けて。

「多様な人材が活躍する職場づくり」をテーマにワークショップを実施。アンコンシャス・バイアスに気づかないことで生じる影響について
意見を交わし、一人ひとりがイキイキと活躍するために必要なこと、セクハラやパワハラの発生リスク、考えの狭まりなどを共有。上司と
しての判断や言動にひそむ無意識の思い込みに気づき、互いを尊重する職場づくりの重要性を学ぶ機会となりました。

マネジメントする立場として、「違い」を歓迎できているか、多様なモノの見方ができているかなど、組織の状態を振り返りましょう。また、「よかれと思って」にひそむアンコンには注意が必要です。受けとめ方は人それぞれ、常に「相手にとってどうなのか?」を確認してください。


(一社)
アンコンシャスバイアス研究所
理事 杉本 美晴氏

参加者VOICE

対話やワークで楽しみながら参加者同士が気づきあう場に。

今回のワークショップは、自分自身や周囲の可能性を狭めてしまう要因となる、さまざまな場面でのアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づいてもらうことを目的に開催されました。性別に関わらず、誰もが個性や能力を十分に発揮できる環境づくりのために、アンコンシャス・バイアスへの対策は重要な課題の一つとなっています。

[参加者アンケート] 3回に渡って開催されたワークショップの参加者の声をご紹介

・誰にでもありうるものであることを前提に、相手を責めるのではなく、
自分がどうしたら良いかを考えよう
と思った。
・あらゆる物事にアンコンが潜んでいて、客観視することが大切と思えた。
・物事をネガティブにとらえないようにしたいし、諦めるのはやめたい。
・家族や職場の人との関わりは、コミュニケーションを取れば思い込み
からくる行き違い
などのトラブルを軽減してくれるものだと思った。
自分たちの思い込みで行動にブレーキをかけてしまっていたり、自分
が苦しくなるような心の持ち方をしてしまっていることに気づけたの
が新たな発見でした。
「自分だけの思い込みでは?」という考え方が必要だと思いました。

「アンコンシャス・バイアス」という言葉を知っていましたか?